【アナタだけじゃない】帰国子女なのに英文法が苦手な理由

帰国子女

こんにちは、のまさんです。

英語圏で毎日のように英語を話していたのに、帰国後に日本で英文法ができずに困っていませんか?

『えっ、帰国子女なのに、日本の英語の試験で満点が取れないの?』

高校在学中に私が何度か言われた言葉です。

なぜ帰国子女なのに、こうした事態が起きてしまうのでしょうか?

その理由を本日綴っていきたいと思います。

この記事を読むと分かること

✔️帰国子女が英文法に苦しむ理由

✔️元帰国子女からアナタに贈るアドバイス

帰国子女なのに英文法が分からない理由

英語圏から帰国してきた帰国子女が一番始めに日本の英語教育で苦しむのが英文法です。

特に中学3年生から高校生にかけて日本に帰国してきた帰国子女は大いに文法に苦しむと思います。

英語はペラペラに話せるし、英語の本も問題なく読める。

そんな帰国子女でも必ずと言っていいほど文法につまづいています。

なぜなのでしょうか?大まかに考えられる理由が3つあります。

①滞在先で英文法をほとんど習わないから

英語圏に滞在している帰国子女で、たとえ現地の学校に通っていたとしても英文法(Grammar)を習う機会がほとんどありません。

日本のように『国語』という教科が現地の学校でもありますが、この国語という科目は、

ライティングやリーディングがメインであることが多く、英文法はちょこっと習うレベルです。

そのため、現地の生徒ですら完璧に文法を理解している人は大変少ないのです。

つまり日本に現地の生徒が来たとしても日本の英語で満点を取ることは非常に難しいということです。

この事実は日本に例えるとわかりやすいと思います。

日本で生まれ、日本の学校に通う生徒で国語のテストを全員満点を取れますか?

答えはNOですよね。

また、日本人で文法を完璧に理解している日本人はどれほどいるでしょうか。

こちらも割合としては低いと思います。

文法はある程度、国語の授業の中で習いますが、どちらかと言うと、漢字の書き取りや読み解きが授業内容の半分以上を占めます。

実は日本人も日本語をなんとなく理解している程度にすぎないのです。

②日常生活で文法を意識しないから

海外で生活をする帰国子女は文法を意識して英語を話したり読んだりするわけではありません。

それは海外で生活する人も同じことで、わざわざ文法を意識して使用することはありません。

特に、帰国子女がコミュニケーションを取る機会は同じ現地の学校に通う同年代の友人たちです。

彼らと会話をする際はフォーマルな英語ではなく、スラング混じりの英語であることがほとんどです。

つまり帰国子女はこうしたコミュニケーションの中で発音やスピーキング能力を養うことはできますが、文法を養うことはできないのです。

友人と会話をするときに「こんにちは、お元気ですか?」などと話かけることはないですよね。

むしろ『よぉ、おはよーげんき?』こんなニュアンスで話かけると思います。

日本人が日本で生活を送る中で、文法を意識していないように、海外で生活を送る帰国子女も意識的に日常生活で文法を使用しません。

どちらかというと、なんとなく英語を使っているケースが多いため、文法が養われる機会が非常に少ないのです。

逆に日常的に日本の英語学習で英文法と触れ合っている日本人生徒は、文法がある程度できますが、帰国子女のようなコミュニケーションを苦手とします。

③帰国後に文法を勉強をしないから

最後に、これが一番重要です。

帰国子女が英文法を苦手とする大きな要因の一つが、苦手なのに勉強をしないからです。

恐ろしいことに、帰国子女は英語のテストで100点は取れなくとも、80点〜90点くらいであれば文法を勉強していなくとも雰囲気で取れてしまいます。

90点取れれば、まぁいっか。と文法が完璧ではないのに、文法を遡って学習しないのです。

基礎ができていない状態で他の文法を学ぼうとすると、また新たにつまづくポイントが増えてより苦手になっていってしまうのです。

帰国子女が文法を苦手とするのは当然だから大丈夫。ただ・・・

大半の帰国子女が英文法ができないという理由は上述からご理解いただけたかと思います。

長く海外で暮らせば暮らすほど、帰国後の文法で苦しみます。

帰国子女にとって英文法が出来ないのはある意味当然で、仕方ないと私は思います。

ただし、一番もったいないのは勉強をしないことによって、英文法を苦手なままにしていることです。

帰国子女が英語を基礎から勉強し直すというのは苦痛です。

中にはプライドがあってやりたくない。と思うかもしれません。

実際に私は帰国子女なのに中一の英語から勉強をし直すのが嫌で仕方がありませんでした。

帰国子女はポテンシャルが高いので、文法の上達は早い

帰国子女が文法が苦手というのは事実ですが、帰国子女が文法をしっかりと勉強すれば、文法の上達が早いというのも事実です。

なぜならば、帰国子女は英文法以外のことは確実に他の生徒よりも優れているからです。

すでにボキャブラリーが豊富で、綴りも間違えることが少ない帰国子女は、他の生徒の何倍もの速さで文法の学習が進みます。

帰国子女は『構成とルールを覚えるだけ』でいいのです。

日本での英語教育についていけないと感じた私は、プライドを振り切り私は高校1年生の夏に英文法を1から勉強しなおしました。

そして、なんと私は3ヶ月ほどで中学校1年〜高校1年の夏までの文法範囲をマスターすることができました。

このスピードで終えることができたのは、分からない単語や綴りを覚える寄り道が必要なく、ただ単純に『文法』を覚える作業だけで済んだからです。

まとめ|文法はさっさと覚えてしまおう

日本で英語教育を今後受けるのであれば、文法からは逃げることはできません。

苦手だから・・・。なんとなく解けるから・・・。という理由で勉強をしないとずっとその苦手意識を引きずることになってしまいます。

逆に文法が苦手なのは帰国子女だから仕方ない。と割り切ってしまいましょう。

そして中一まで遡り、基礎から勉強してみることをおすすめします。

大丈夫です。文法意外な優秀なアナタはきっとすぐマスターできます。

ちなみに私が過去に文法を勉強した際に役に立った本が何冊かありますので、下のリンクに貼っておきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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