建材メーカーの営業できついのは仕事ではなく【〇〇を削られること】

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就職活動中で建材メーカーに応募してみようと思ったんだけど、

建材メーカーの営業ってきついって本当なのかな?

のまさん
のまさん

こんにちは、のまさんです。

私は転職で国内建材メーカーに就職しました。

国内建材メーカーで長年勤めていた私が、実際に建材メーカー営業の

何がきついのかをお教えしましょう。

建材メーカーの営業はきつい?|転職の経緯

新卒でベンチャー企業に営業職で入社した私。

残業がめちゃくちゃ多く、新規営業がメインだったので、飛び込みやアポ電で神経をすり減らす日々。

その上、給料が薄給でボーナスなんてもちろん無し

嫌気が差した私は1年半で転職を決意しました。

そんな時たまたま求人で見つけたのが、東京に本社を置く、マンション向けの建材を作っているメーカーでした。

なんとなく応募してみると、あっさりと面接もすべて通過し、無事合格

建材メーカーの営業はきつい印象があった私は覚悟を決めて入社しましたが、意外に仕事はきつくなかったのです。

ただ、本当にきついところは別のところにあったのです・・・。

建材メーカー営業の仕事はきつい?いえ、むしろ楽です。

私は建材メーカーに以下のようなイメージを当初抱いていました。

・建築業界だから何だか客層が悪そう。ヤ○ザとかいるのでは・・。
・飛び込み営業やアポイント電話が多そう
・仕事が多くて帰れなさそう

なかなかにネガティブなイメージを抱きながら転職をした私。  

しかし実際に働いてみると、このイメージは大きく覆されました。  

実は建材メーカーの仕事はそんなにきつくなかったのです。  

むしろ楽。とすら感じました。

建材メーカー営業の仕事がきつくない理由5選

え?本当に仕事はきつくないの?と思う人は中にはいるでしょう。

私が「思ったより建材メーカー営業の仕事がきつくない」と感じた5つの理由を紹介します。

建材メーカー営業の仕事がきつくない理由①:移動が楽

建材メーカーの営業は、商談に行く際に必ず現物のサンプルや、カタログを持って行くことになります。

現物のサンプルは大きくて重たいことが多く、カタログも1冊だけなく、数冊持って行くことが多いため、電車での移動は基本的に行いません。

営業先についても交通の便が良い都心だけとは限りません。

むしろ住宅や施設が最終販売先になるので、郊外に存在していることが多いので、電車でいけないことが多々あります。

そのため、会社にもよりますが、営業マンに車を支給するケースが多く営業中は車での移動になります。

かつて電車営業をしていた私は、冬は温かく、夏は涼しい環境で移動ができることに感動をした記憶があります。

その流れで通勤や退勤時も社用車を使った移動を許可している建材メーカーも多くあり、渋滞はありますが、電車の通勤ラッシュで押しつぶされながらの通勤がなくなるのです。

営業の移動や通勤のストレスが無くなると気持ちが非常に楽ですよね。

ちなみに、昼休憩などは車の中で過ごすことが多いので車の中でお昼寝ができるのが大きな魅力の一つでもあります。

建材メーカー営業の仕事がきつくない理由②:直行直帰ができる

とにかくこの直行直帰が最強でした。

建材メーカーの営業先は現場や設計事務所、元請け業者、施工業社とさまざまで、訪問時間についても朝一から夕方遅くまでと、日によってまちまちです。

そのため、建材メーカーでは営業先への自宅からの直行と訪問後の直帰を許されていることが非常に多いです。

必要な営業資料についても、サンプルやカタログは車に積んでおくことができるので、事務所に帰る頻度がとにかく少なかったです。

週に一度しか事務所に行かないという週もありました。

直行直帰が許されている会社であれば、客先への訪問時間は自分である程度操作できるので、「あー今日はちょっと眠たいな〜」と思った日は、活動時間を遅らせたりすることが出来ます。

私は直行直帰ができることをいいことに、フレックスに働いていました。

建材メーカー営業の仕事がきつくない理由③:ルート営業が楽

会社にもよりますが、建材メーカーの営業はルート営業であることが多いです。

私の場合は、ルート営業が9割で、新規営業が1割程度でした。

ルート営業はすでに取引実績がある顧客のところに営業をするわけなので、再度商品を買ってもらえることが多く、新規営業と比べてハードルがめちゃくちゃ低いです。

新規営業は0から1にするのが評価になります。これってめちゃくちゃ大変ですよね。

建材メーカーの営業は1から1のままでも評価になるケースが多いです。

取引の継続をしてもらうことが最低目標なので、1から2になればさらなる評価につながります。

ルート営業は同じ顧客に足を何度も運ぶので、自然と顧客と仲が縮まりアポイントなしで訪問をするケースがほとんどでした。

お茶菓子を食べながら談笑するだけみたいなことも多くありました(笑)

新規営業の一番きついところはアポイントを取るところです。

よっぽどの名の通った企業でないと、初めて訪問をする会社にはアポイントがなかなか取れません

アポイントが取れなければ飛び込み営業をさせられます。

当たり前のように門前払いをされてストレスがかかります。

この新規営業のストレスがルート営業には存在しないのです。

前職で新規営業を多く行っていた私は、ルート営業が非常に楽だと感じました。

建材メーカー営業の仕事がきつくない理由④:客層が案外普通

建材メーカーの営業になるまでは、建築絡みの顧客はヤ○ザ絡みが多そうで怖いと考えていました。

実際にはこのご時世ヤ○ザ絡みの仕事はないですし、施工業者や元請さんだと強面の人は確かに多いですが、めちゃくちゃ人情厚くて優しい人が多いです。

むしろ顔を覚えてもらえると可愛がってくれ、色々と競合他社の情報などを教えてくれます。

前職ではドライなお客さんが多かったので、毎日楽しく仕事をすることが出来ました。

建材メーカー営業の仕事がきつくない理由⑤:事務作業が少ない

勝手に建材メーカーは残業が多いと思い込んでいた私。

意外に建材メーカーの営業って事務作業が少ないんです。

製品の発注などは、別の発注部署に注文がされるようになっています。

基本的に建材メーカーの営業の仕事は、製品の受注をお客さんからするまでなので、日々の営業に集中をすることができます。

事務作業で唯一あったのが、日報や月報などの報告書関連くらいだったので、事務作業は定時内で終わることがほとんどでした。

建材メーカー営業は飲み会とゴルフがマジできつい

そうなんです、仕事自体はきつくないんです。

じゃあ何がきついって?飲み会とゴルフです。

飲み会とゴルフは悪魔です。

この悪魔たちは私の貴重なプライベートを奪ったのです。

建材メーカー営業のココがきついよ:飲み会

飲み会と聞いてみなさんどんなイメージされましたか?

歓迎会などの職場の飲み会をイメージされてる方はちょっと甘いです。

職場の飲み会は最悪断ってしまえばいいので実際怖くありません。

建材メーカーの営業できついのは顧客との飲み会です。

顧客との飲み会は避けられない

とにかく建築業界はよく飲みます。

平日の夕方に顧客訪問をすればその流れで飲みにいくことになります。

そして、忘年会、新年会、業界団体の会合、暑気払いなどのイベントごとに飲み会に誘われるケースが多いです。

担当顧客が多ければ多いほど、この飲み会に誘われる頻度は多くなります。

ひどい顧客の場合だと1泊2日温泉旅行なんてのもあります。2日間飲み通します(笑)

そして、飲み会は顧客との大事な交流ですので避けられません。

顧客も断られると、じゃあ「別の建材メーカーを誘うから、もういいよ」とヘソを曲げてしまうことがあるので下手に断ることは絶対にできません。

仕事終わりはもちろん、土日も犠牲になる

仕事終わりに少しお客さんの飲み会に付き合うなどであればまだ良いのですが、金曜は朝方まで付き合うケースが多いです。

そうすると土曜の午後まで寝ることになり貴重な休日を棒に振ることになります。

さらに忘年会や新年会、合宿などは土日に行われるケースが多く12月と1月はほとんど休みが飲み会で消えてしまいます。

よっぽどお酒が好きなのであれば嬉しい人がいるかもしれませんが、飲めない人からすればたまったもんじゃありません。

私はもともとお酒が弱かったので、何度も吐きましたし、二日酔いで仕事に行ったりもしました。

この業界の飲み会は本当にきつかったです。

建材メーカー営業のココがきついよ:ゴルフ

飲み会と同様にきつかったのがゴルフです。

こちらも飲み会と同様に業界の性質上、顧客に誘われるケースが多いので避けられません

定期的にコンペも顧客によって開催されます。コンペには競合メーカーも参加するため、もちろんこれも断るわけにはいきません。

ゴルフはプライベートキラー

ゴルフは平日、土日関わらずに誘われます。そしてゴルフの後には確実に飲みパーティがあります(笑)

平日は仕事扱いになるのでまだ良いのですが、土日になるともう最悪です。

何度土日をゴルフで潰されたか覚えていません。

しかも、慣れるまではラウンド中に顧客に迷惑をかけるわけにはいかないので、プライベートで練習をしておかなくてはなりません。

ゴルフは自分の財布が痛む

ラウンド代金は経費で落とすことが出来ますが、練習代は実費です。もちろん道具も実費です。

そのため、建材メーカーの営業を考えている人はゴルフ代がかかる覚悟をしておいた方がいいです。

お金もそうですが、何より辛いのが練習に時間をかけないといけないということです。

私は平日の仕事終わりや土日のプライベート時間にゴルフの練習をしていました。

唯一良かった点は、強制的に練習をしなくてはいけない環境おかげでゴルフが上達したことです。

コロナ禍でゴルフがブームになり、ゴルフをする人が増えました。

ゴルフを始めた友達が増えたので、ちょっとだけドヤ顔ができます(笑)

まとめ|建材メーカー営業が本当にキツいのは、プライベートを削られるところ

いかがだったでしょうか?

建材メーカーの営業は、仕事がきついというよりは、飲み会やゴルフなどでプライベートが削られるのがきついことをご理解いただけたと思います。

初めはカルチャーショックでずっと飲み会とゴルフが嫌だと思っていましたが、慣れって怖いものでお酒も飲めるようになり、ゴルフもそこそこできるようになってからは、環境を楽しむようにしていました(笑)

仕事自体はゆったりしていることが多いので、お酒やゴルフが好きな方は建材メーカーの営業は天職かもしれません。

ご検討の方はこの記事が参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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