どんな仕事内容?|建材メーカー営業マンの【スケジュール公開】

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建材メーカーの営業マンってどんな仕事をするのだろう?

忙しそうなイメージがあるんだけど、実際はどうなんだろう?

のまさん
のまさん

こんにちは、のまさんです。

就職活動をされている方は特に社会人の1日のイメージがつきにくいと思います。

この記事では実際の建材メーカーでのリアルなスケジュールを公開してますので、

是非参考にしてみてくださいね。

泥臭いイメージを持たれがちな建築業界ですが、案外メーカーであれば、普段の仕事はそうでもありません。

特に建材メーカーの営業の仕事内容の情報って少ないため、実際に建材メーカーの営業として長年働いている管理人が仕事内容とそのスケジュールを公開していきたいと思います。

もし建材メーカーの営業に興味があるのであれば、就職活動や転職活動に役立ててくださいね。

建材メーカー営業マンの仕事

建材メーカーの営業マンの仕事と偉そうに言っても、意外とすることはシンプルです。

営業・事務作業・社内コミュニケーションの3つです。他の会社の営業と実際あまり変わりません。

細かくみていきましょう。

建材メーカー営業マンの仕事①:営業回り

『営業』という仕事なだけに、当然営業回りをすることがメインの仕事になります。

このセクションでは、建材メーカーの営業の簡単な流れと、どんな営業先があるのかを紹介します。

建材メーカーの営業の流れ

建材メーカーの営業の目的は至ってシンプルで、「自社材料を販売する」ということです。

ただし、建材メーカーは材料を販売したら終わりというわけではありません。

建材材料は現場(住宅など)への施工が終わってようやく製品と呼ぶことができるからです。

建材材料が製品になるまでの一連の流れ

客先訪問商品提案&見積もり作成納期数量確認工場打ち合わせ受注納品施工施工後の現場確認

受注他の部署が、納品は工場から運送会社が、施工施工会社が行ってくれます。

建材メーカーの営業マンの仕事は黄色のハイライト部分です。

営業マンの仕事は客先に出向き、自社が扱う材料の説明を行います。

その際に価格を一緒に提示することがほとんどです。

顧客が材料の採用を決定すれば、施工をする現場に合わせて納期と数量を確認します。

数量があまりにも多かったり、納品日に余裕がない時は工場の人間と打ち合わせをして、一緒に調整をすることもあります。

最後に施工された現場に赴き、実際の製品確認を行うこともあります。

販売した材料が新製品だったり、仲良くなりたい施工会社がいる場合は、現場の施行に立ち会うケースもあります。

建材メーカーの営業マンが訪問する客先

建材メーカーの営業マンが訪問をする客先は、現場に関わる客先すべてです。

建築物の新築と改修はどちらにおいても、たくさんの会社が関わっています。

例えば、マンション改修の床工事の現場があるとします。

この現場に関わる会社は下記のようになります。

マンション改修の床工事に関わる会社

マンション管理組合元請会社設計監理会社サブコン床施工会社建築材料商社建材メーカー

青色のマンション管理組合はこの現場の発注者です。

一般人の集まりのため、ここに直接訪問をすることはほぼありません。

つまり、建材メーカーの営業マンの営業先は赤色のハイライトの会社ということになります。

元請会社:マンション管理組合から直接工事を請け負った会社です。マンション管理組合の次に決定権が強いです。

設計監理会社:マンションの壁材や床材など、さまざまな材料の選定を行う会社です。元請け会社とは上下関係がないケースが多く、決定権が強いです。現場のスケジュール監理も一緒に任されているケースが多いです。

サブコン:サブ(sub)とは2番目の意味で、サブコンは2次下請け会社のことです。基本的に元請けから丸投げされているケースが多く、このサブコンが現場の実質の責任者になっています。決定権は多少あります。

床施工会社:床工事の施工を行う会社です。元請会社/設計監理会社/サブコンからの材料指定がない場合、この施工会社が好きな材料をサブコン、元請、設計管理会社に提案をします。

建築材料商社:床施工会社が材料を注文するときに使う会社です。建材メーカーは基本的に施工会社に材料を直接卸すことはなく、この建築材料商社に卸すことがほとんどです。

建材メーカーの営業マンが第一優先で営業する会社は元請・設計監理・サブコンですが、施工会社や材料商社もよく使う製品や、厚意にしている建材メーカーのものを元請などにオススメするケースがあるので、決して無下にはできません。

さらに、商社や施工会社は扱う現場の数が膨大なため、ホットな情報を持ち合わせていることが多く、仲良くなっていて損がないのです。

結果的に建材メーカーの営業マンは現場すべてに関わる会社をターゲットに営業回りをすることになります。

建材メーカー営業マンの仕事②:どんな事務作業があるの?

営業マンは客先訪問以外にも事務作業があります。

ただし、この事務作業は大して多くありません。

建材メーカー営業マンが毎日行う事務作業

メールの確認と返信:社内、社外関わらずメールが届きます。見積もり依頼や納期確認依頼のメールの場合、回答を返信します。

FAX送信:驚く方も多いかもしれませんが、いまだに建築業界はFAXでのやりとりが主流です。発注書などはほとんどFAXで届きます。営業マンも見積もりをFAXなどで送ることが多いです。

日報:上司に日々あったことを報告します。WordやExcelで作成することが多いです。なお日報に関しては新人のうちだけのケースが多いです。

建材メーカー営業マンが毎月行う事務作業

会議資料の作成:会社によりますが、毎月営業会議を行うので、その資料作りをおこないます。テーマは月毎に違うため、作業量についてはその月によります。

月報:その月のトピックを上司に報告します。日報と同じくWordやExcelで報告します。月報はその月のトピックをすべてまとめるので、そこそこ作成するのに時間がかかります。その月の売り上げを含めて報告をすることがほとんどです。

経費精算:営業マンは、営業活動に使った経費を立て替えるため、その払い戻しを会社にしてもらわないといけません。レシート毎に精算書の作成をおこないます。ガソリン代、電車賃、交際費などすべて一つ一つ精算を行うため、意外と作成に時間がかかります。

建材メーカー営業マンの仕事③:他部署とのコミュニケーション

営業マンが日常の仕事を円滑を進めるには、社内のコミュニケーションは必要不可欠です。普段から密にコミュニケーションをとり、仲良くなっておくことで、困っている時に手を差し伸べてくれることがあります。できる営業マンは他の部署の人への気遣いを欠かさないです。

総務部:営業活動とは直接的な関わりはありませんが、使った経費などを精算してくれたり、普段営業活動で使用しているペンやガムテープや名刺などの消耗品を発注してくれているのがこの部署のケースが多いです。ここの人に嫌われると、色々と営業活動がやりづらくなります。逆に気に入られると、少し経費精算書に間違いがあったとしても、代わりに修正してくれたりするので、二度手間になることが減ります。

技術部:主に工場で働いている人たちのことを指します。営業マンである以上、納期が逼迫したりすることは必ずあります。そういった時に助けてくれるのが技術部の人たちです。仲良くなっていると特別に在庫を回してくれたりと事あるごとに助けてくれます。

新製品の開発なども行うので、仲良くなると開発メンバーに推薦してくれたりします。建材メーカーでは、新製品開発に携わることは、花形と言われています。評価も他の人と変わってくるため同期と差をつけることができます。

営業推進部(手配課):主に受発注を行ってくれる部署です。顧客から材料の注文を受けた時に、代わりに工場に発注を行ってくれます。この部署とのやりとりは営業マンにとって必須です。建材メーカーの営業マンがここの人に嫌われるともう終わりです。営業マンは代わりに事務作業をしてくれているから、営業に出ることができるのです。裏方がいてこそ営業マンが成り立っていることを決して忘れてはいけません。ちなみにここと仲良くなれば配送トラブルがあった際などは全力で助けてくれます。逆に発注ミスなどをここの人がしてしまった場合、営業マンが助けてあげます。持ちつ持たれつの関係ですね。

建材メーカー営業マンのリアルな仕事スケジュール

8:30 出社

余裕を持った出社をし、メールのチェックを行います。他の社員がいたら軽く挨拶と会話をすることが多いです。

9:00 始業ー業務開始

届いている見積の回答などを済ませます。今日1日のスケジュールを確認し、必要な資料やサンプル帳などの準備を行います。

10:00 営業活動へ

アポイントの時間に合わせてオフィスを出ます。社用車で営業活動をするので、渋滞に巻き込まれることも考慮して余裕を持ってオフィスを出ます。午前中は2〜3件営業先に顔を出すことが多いです。しっかりと座って話をすることは少なく、立ち話程度で会話をすることが多いです。

12:00 昼休憩

昼休憩については日によってまちまちです。12時に取ることもあれば、13時に取ることもあります。アポイントの間に昼休憩を取ることが多く、コンビニで済ますケースが多いです。アポイントの間が空くときは車の中で昼寝をすることもあります(笑)

13:30 営業活動再開

客先もお昼休憩をとっていることが多いので、少し時間を空けて13:30頃に訪問をします。ちょっとした気遣いを忘れません。大体3〜4社回った後にオフィスに帰ります。事務作業がない場合は、もう少し回った後に直帰することもあります。

17:00 帰社

オフィスに戻ります。次の日のアポイントを取ったり、報告書を作ったり、チームミーティングをしたりします。社内の人に確認をしなくてはならないことがある場合、この時間におこないます。工場との打ち合わせが必要な場合も、この時間に電話をすることが多いです。

18:00〜19:00 退社

日によって事務作業の量は変わってくるので退社する時間もまちまちです。私はほとんど定時で帰ることが多く、長くとも1時間程度の残業で退社をするようにしていました。退社時間を調整し残業を減らすことも営業マンの能力の一つです。

まとめ|建材メーカー営業マンの仕事は至ってシンプル

いかがだったでしょうか?

建材メーカーの営業マンの仕事はそう大変ではないことがご理解いただけたと思います。

1日のスケジュールもゆったりとしている事が多いので、営業マンとして就職、転職するにはちょうど良い業種だと思います。

ただし、仕事自体は辛くないのですが、個人的に辛いことを別の記事にしていますので、是非読んでみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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